聴刻堂のひとりごと

映画、読書、ときどき旅行

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

幸福論

久しぶりにお寺の掲示板。 不幸と思うのは比べるからです。本当の幸福は誰にでも平等です。 なるほど。自分より上を見たら、不幸やて思てしまうわな。 そやけど自分より下を見たら幸福やて思うやん。つまり幸福やと思うのも比べるからなんやな。 いやいや、…

ピンクのヨガマットの上で

最近、腰が痛い。 原因はきっと、寒い日が続いたのと、家で椅子に座る時間が長かったせいだ。 在宅勤務でも同じような状況だろう。腰痛に悩まされる方も多いのではないか。 風呂に入って湿布を貼って寝たら良くなる。筋肉が凝って血流が悪くなってるようだ。…

一か月後

「そうだ、英語を勉強し直そう。」1月末に風呂の中で思い立ってから一か月。英文対照の天声人語を読み終えた。 一日に数話ずつ、読み飛ばしただけだが。途中から、一話に要する時間が少し短くなった。それを多少なりとも上達の成果としよう。 天声人語は、…

霧の中

老母から電話がかかってきた。 「解からなくなっちゃった~。」第一声である。 午後3時過ぎ。普段は電話の来ない時間帯だ。 「何が解からなくなったの?」こうした対応も慣れてきた。 「全部ぅ。」全部? 「今どこにいるの?」電話口から車の通る音がする。…

確定申告 その2

確定申告で税務署に行った。 げっ、行列ができている。整理券を配っとるやないか。 訊いてみたら、列は相談のためらしい。提出だけならすぐに入れた。 窓口で持ってきた書類を出す。速攻でどんな書類があるか確認。控えに受付印が押されて返却された。 それ…

介護認定調査

今日は老父の介護認定調査の日。調査員は午前10時に来る予定だった。 朝9時過ぎに老親の家に着くと、家のインタホンを押す人がいる。調査員の人だった。 えらい早いやないの。調査のこと事前説明するつもりやったのに。 仕方がないので一緒に家に入る。老…

スモールワールズ

初めて一穂ミチを読んだ。「スモールワールズ」。ほぉ、なかなか面白い。 6編の短編。それぞれ、ちょっと違う味。好き嫌いは三対三。 どれも攻めてる感じ。そこは全面的に好感。 会話が魅力的。軽快なテンポ。上手な書き手なのだと思う。 メインだけでも十…

眺める人

駅前の証券会社。株価ボードを眺める人がいる。 場外の馬券売場に似た空気。自分は動かず、他人まかせ。 あれはもう一人の自分の姿。家のパソコンで株価を眺めてる。 大手の銀行、証券会社。世の中の半分ほどはその世界。 FP、お金のリテラシー。多少はう…

拾う人

ほぼ毎日、老親のケアに通う行き帰り。落ちているごみを拾って歩く人を見かける。 左手にビニール袋、右手に炭バサミ。独りで黙々と拾いながら歩いている。 スポーツウエアの小綺麗な格好。マスクでよく判らないが中年の男性だ。 行きに見たり、帰りに出くわ…

地名とちゃうで、知命やで

子曰く、で始まる論語。孔子は五十歳で天命を知ったと言う。 高校の漢文の授業で習った時に思った。おせぇよ、孔子。五十で天命知って、幾つで全うすんだよ? 不遜な高校生も五十歳を過ぎた。今では、五十で知るのもアリかなと思う。 相手を見つけて、子供が…

どうせ夢幻ならば

人間五十年下天の内を比ぶれば夢幻の如くなり 織田信長が舞ったと言う、敦盛の一節。 人の世界の五十年は、天界ではわずか一日。夢幻のようなものだ、と謡っている。 五十数年生きてきて、夢幻とは思わない。だが、言われてみれば、そう思えなくもない。 そ…

タグ「#55+」

昨日書いた「50代半ばを越えたら」。タグ「#55+」で分類することにします。 自分が新入社員だった頃、50代後半の先輩社員は随分お爺さんに見えた。 何年か経ったら、世間では「老害」なんて言われるようになり、55歳になったら「役職定年」という…

50代半ば越えたら

この聴刻堂日乗、書き始めて半年経ちました。 どんな方にお読み頂いているか判りませんが少しずつPVも増えてきたように思います。これを機会に御礼申し上げます。どうもありがとうございます。 ここで書きたいテーマはいくつかあるのです。 脱サラ後の仕事…

時間に追われない

ここ三日、老親のケアでイラっとしてない。ついにイラッとしない極意を会得したか。 その極意とは、時間に追われないこと。 ケアしてる間だけではない。自分自身の生活のリズムをそうするのだ。 一日中、できるだけ時間に追われない。なまじテキパキと物事を…

いま読んでほしい、おすすめの一冊

北京五輪が開催されている。 連日テレビで放映される。しかし、殆ど観ていない。一視聴者としてボイコットしている。 スポーツは好きだ。小林陵侑選手や平野歩夢選手らの活躍。高梨沙羅選手の悔しさ、羽生結弦選手の無念。判定の問題は別にして、スポーツは…

もう春?

週末に通うテニスクラブには、一本の紅梅の木が植わっている。 ここ数日続いた暖かい日に薄紅の花がちらほら咲き始めた。 花が開けば、ほのかな香りが広がる。香りに誘われて、鳥たちがやってくる。 ぴぃぴぃぴぃ・・・。高い声でさえずるメジロ。 暖かい陽射し…

哀しみはあちこちに

天気が良いので老父と散歩に出かけた。 老父は出不精だ。連れ出さないと終日家の中にいる。当然、足腰が弱くなる。これはいかん。 出かけると言っても、家の近所を歩くだけだ。歩調は犬を散歩させている人と同じくらいか。近所の家並みをゆっくり見ることに…

少し辛めの感想文

門井慶喜氏の「新選組の料理人」を読んだ。期待があった分、少し残念な読後感だ。 裏表紙の紹介文にある通り、新選組や坂本龍馬など「新視点から」描いている。 辛口に言わせてもらえば、それだけ。 幕末から維新は、現実がフィクションよりドラマチックな時…

水仙の花

水仙の花が咲いている。 冬の寒さの中、背を曲げずすっくとした立ち姿は潔い。見習いたいものだ。 学名はナルキッソス。ギリシア神話の美少年だ。こちらの方は趣味じゃない。 自己愛を表すナルシシズムの語源でもある。自己愛、厄介なもの。齢につれ滅したい…

認識の仕方

Google Lens の続きなんやけどな。面白そうやから色々やってみてん。 野鳥は得意みたいなんや。ツグミ、シジュウカラ、ジョウビタキ・・・。全部識別できるねん。 けれどチュウサギはあかんかった。ダイサギ、チュウサギ、コサギを並べて列挙。写真では大きさが…

恐るべき画像検索アプリ

この鳥は何という名前の鳥だろう? ネット辞書で発音記号から解放されたと喜んでいた次の日のこと。 見慣れない鳥の写真が撮れたのだが、この鳥が何者なのかが判らない。 ネットに野鳥図鑑はあるのだが、検索性が今一つ。画像を見比べるのに苦労する。 Googl…

素晴らしきネット辞書

先月末「英語ノススメ」なんて書いてしもた。苦しみながらも、なんとか続けている。 対訳付きの「天声人語」を毎日4話ずつ。なんとか続けてるけど、時間が足りん。 そこで重宝してるのがネットの辞書や。紙の辞書を引くよりも検索がはるかに早い。 その上、…

今日は何しよ

「さて、今日は何をしようかな。」 この言葉を幸せな気分で呟けるとはなんと優雅で、素敵なことか。 幼い頃は、自分で出来ること少ないしな。学校に上がったら、やること増えるしな。若い頃は、ヒマしてたら不安になってな。何かせなあかんって焦ったりして…

旧暦よもやま

2月3日が節分、翌4日が立春だ。旧暦では立春が新年の始まりに当る。 茶摘みの八十八夜。稲の開花の二百十日。これらは立春から数えてのこと。 雑学的な事でも知ると考えが膨らむ。暦は農業に不可欠なんや、とか。人々の暮しは農業中心やったんや、とか。 …

最後のハロワ

最後のハロワに行ってきた。基本手当の受給期間が終了したのだ。 のべ約5か月。月に一度の失業認定日。その間に求職活動を最低2回。随分とお世話になってしまった。 こうしたセーフティネットの仕組み。困った身にはありがたいと思う。同時に制度の難しさ…

鉄筋コンクリート

近所でビルの解体工事をやっていた。防音防塵のシートが無くてよう見える。見慣れん光景が印象的やったんでパチリ。 鉄筋コンクリートのビルやったみたい。文字通り、筋金入りやね。さぞ頑丈な建物やったんやろね。 壊すのはえらい大変そうやったわ。大きな…

二月になって梅一輪

二月になった。 梅が一輪、花を綻ばせた。 他の枝にも赤い花芽が並んでいる。 寒くても陽光は日毎に明るくなる。 旧暦では新年。春夏秋冬の始まり。 何をしても、しなくても、春はもうすぐやってくる。